2024年掃除機おすすめランキング「型落ち」含めた引き算の家電選び

最終更新日:2024年07月07日
監修: 鉄じ

家電のスペックや、実際に使ったことがない販売員や専門家を信用しない。

メーカー(つくり手)・お店(売り手)視点ではなく、利用者視点で、

実際に自宅で家電を数か月使って鉄板を見つける、家電の専門家。

 

2024年掃除機おすすめ商品を「型落ち」含めた、引き算の家電選びから、自分自身が必要のある機能を持ったコードレス掃除機、キャニスター掃除機、ロボット掃除機、タイプをまたいだ最適な組み合わせ含めた、おすすめ商品をランキングしていきます。

 

 

動画解説(実演動画いり)を視聴いただくほうが手っ取り早いので是非ご覧ください。

 

1.使い比べた掃除機20モデル

キャニスター式

7モデル

①東芝 VC-PG313 紙パック式掃除機 

②日立 CV-PC500  紙パック式掃除機

③パナソニックMC-JP510G 紙パック式掃除機

④パナソニックMC-SR34Gフィルタレスサイクロン

⑤東芝 VC-C3A  フィルタありサイクロン

⑥東芝 VC-S500 フィルタレスサイクロン

⑦Dyson DC48MH フィルタレスサイクロン

コードレス

8モデル

①ダイソンV8 Fluffy

②MooSoo VC001XRJP

③東芝VC-CL1400

④ダイソンV10 Fluffy

⑤Dibea D18

⑥Dyson SV18

⑦シャープ  EC-SR9

⑧日立 PV-BL30K

⑨リョービ

ロボット

5モデル

①ILIFE A10

②ルンバ

③Ultenic D5S Pro 

④AIRROBO P20 

⑤Anker Eufy

を実際に自宅で使い比べた経験から、使用感含めてキャニスター(床置き)式、コードレス、ロボットの3種の掃除機から鉄板製品を解説していきたいと思います。

 

2.キャニスター掃除機選びの結論

キャニスター掃除機を自宅で掃除をしたときのゴミ取量比較をした結果

 

100平米の自宅を1週間ごとに掃除をした結果がこちらです。

 

 

ということで

左から

吸い込み仕事率550W東芝紙パック掃除機3.9g(平均)

吸い込み仕事率360W日立紙パック掃除機3.3g(平均)

吸い込み仕事率?Wダイソンサイクロン掃除機3.4g(平均)

吸い込み仕事率300W東芝サイクロン掃除機2.7g(平均)

吸い込み仕事率200Wパナソニックサイクロン掃除機2.4g(平均)

吸い込み仕事率200W東芝サイクロン掃除機2.3g(平均)

 

ということでキャニスター掃除機を選びのポイントは、ちゃんと掃除する掃除機を選ぶなら、

吸い込み仕事率500W以上の紙パック式を選ぶべき

→一度の掃除でゴミの取り逃しが少なく、ゴミ捨て時に舞わない

(100円程度の紙パック代は安いもの)

 

3.コードレス掃除機選びの結論

コードレス掃除機を自宅で掃除をしたときのゴミ取量比較をした結果

 

100平米の自宅を1週間ごとに掃除をした結果がこちらです。ただし先ほどのキャニスターは平日掃除をしない場合、こちらは平日マイにとロボット掃除機で掃除しているので、ゴミ取量が相対的に少なくなっています。

先ほどあった東芝の紙パック掃除機と比較してみると、2グラムとなっており、ゴミ取量の感じをつかんでいただけると思います。

上から

国産しゃそれぞれ6万円ぐらいするランクのモデルです

 

ということでコードレス掃除機を選びのポイントは、

ちゃんと掃除する掃除機を選ぶなら

→国産ではなく、ダイソン

 

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

 

4.ロボット掃除機選びの結論(3万円程度)

ロボット掃除機を自宅で掃除をしたときのゴミ取量比較をした結果

 

こちらも、毎日我が家を掃除して、それぞれ4回掃除した平均でゴミ取量を比較しました。

 

 

Anker Eufy  0.88g(平均)

AIRROBO P20  0.68g(平均)

Ultenic D5S Pro  0.96g(平均)

ルンバi2 1.10g(平均)

ILIFE A10 0.88g(平均)

 

さらに、音の静かさ、ぶつかりの強さを含めた総合比較では

音が5モデルの中でもっとっも静かな

Ultenic D5S Pro  

レーザーセンサーにょり居住空間を正確に把握して掃除ができる

ILIFE A10 0.88g

ゴミ取量に加え加算されて

が鉄板ロボット掃除機候補となります

 

ということで結論は、

→3万円レベルのっロボット掃除機はルンバではなくILIFE A10 / Ultenic D5S Pro  がおすすめ

 

という結論を元に、型落ち含めたおすすめ掃除機を案内していきます。

 

5.キャニスター紙パック掃除機型落ち含めたおすすめ

吸い込み仕事率が550W以上で口コミ評価の高いキャニスター掃除機

吸い込み仕事率が550W以上のキャニスター掃除機は、パナソニックと日立に絞られ、その現行品と型落ちについてラインナップしました。結果、パナソニックの23年モデル、日立の22年モデルが、価格メリット含めた鉄板キャニスター掃除機となります。

4位
パナソニック|MC-PJ22A|23年/紙パック式/セカンドモデル実勢価格 16,200円
パナソニック|MC-PJ22A|23年/紙パック式/セカンドモデル
パナの紙パック掃除機23年セカンドモデル。アマゾン口コミ評価★4.2(126レビュー)

パナソニック紙パック掃除機23年のセカンドモデル。親子ノズル機能がついていて、洗濯機下や狭い場所も、

足でペダルを踏んでノズル脱着できるので、お掃除しやすい。吸い込み仕事率もなんと560Wということで、十分な吸引力を保持しています。

  • 吸引力の強さ(吸い込み仕事率)560W
  • 本体重量2.7kg
  • 便利機能親子ノズル
3位
日立|CV-KV70J|22年【型落ち】/紙パック式/セカンドモデル実勢価格 14,800円
日立|CV-KV70J|22年【型落ち】/紙パック式/セカンドモデル
日立の紙パック掃除機22年【型落ち】セカンドモデル。アマゾン口コミ評価★4.2(130レビュー)

日立紙パック掃除機22年【型落ち】セカンドモデル。吸い込み仕事率は600Wと1万円台半ばの価格で居力な吸引力を保持。コスパの高い製品です。

  • 吸引力の強さ(吸い込み仕事率)600W
  • 本体重量2.7kg
  • 便利機能
2位
日立|CV-KP90J|22年【型落ち】/紙パック式/最上位モデル実勢価格 20,500円
日立|CV-KP90J|22年【型落ち】/紙パック式/最上位モデル
日立の紙パック掃除機22年【型落ち】最上位モデル。アマゾン口コミ評価★4.2(98レビュー)

日立紙パック掃除機22年【型落ち】最上位モデル。吸い込み仕事率は620Wと実質業界トップ。吸引力の鬼です。ノズル周辺のゴミ、カーペットの奥ゴミも吸い込んでくれるでしょう。実質、このマシン以上にゴミ取量が多い掃除機はないと言えます。

  • 吸引力の強さ(吸い込み仕事率)620W
  • 本体重量2.7kg
  • 便利機能
1位
パナソニック|MC-PJ22G|23年/紙パック式/最上位モデル実勢価格 19,200円
パナソニック|MC-PJ22G|23年/紙パック式/最上位モデル
パナの紙パック掃除機23年最上位モデル。アマゾン口コミ評価★4.3(127レビュー)

パナソニック紙パック掃除機23年の最上位モデル。親子ノズル機能がついていて、洗濯機下や狭い場所も、

足でペダルを踏んでノズル脱着できるので、お掃除しやすい。吸い込み仕事率もなんと600Wということで業界最高峰。ゴミの取り残しが最も置きづらい優秀な掃除機の一つです。

  • 吸引力の強さ(吸い込み仕事率)600W
  • 本体重量2.7kg
  • 便利機能親子ノズル

6.キャニスター紙パック掃除機型落ち含めたおすすめ

ダイソンを中心とした口コミ評価の高いコードレス掃除機となります
実勢価格 円
3位
シャープ|EC-SR9|23年上位モデル実勢価格 51,000円
シャープ|EC-SR9|23年上位モデル
シャープのコードレス掃除機、電池残量もわかり軽量で使いやすい

ダイソンに比べると、ゴミ取量は少ないですが、軽量で手軽に掃除をするのに便利。

  • 我が家での平均ゴミ取量1.5g(4回平均)※ダイソンV10と比較して約-16%少ない
  • 電源オン/オフ○(トリガーではない)
  • 電池残量表示
2位
Dyson|V12 Detect Slime|2018~モデル実勢価格 69,500円
Dyson|V12 Detect Slime|2018~モデル
ダイソンのコードレス掃除機では最強、加えてトリガーを押しながら出なくても掃除ができる最新構造。アマゾン口コミ評価★4.1(38レビュー)

国産コードレス掃除機とくらべても、ゴミ取量が多いダイソンですが、トリガーを押さなくても掃除ができる最新構造で価格は7万円弱(調査時24.1月)と国産コードレス掃除機と比較しても遜色ない価格帯です。

  • 我が家での平均ゴミ取量1.8g(4回平均)※V10同レベルと想定
  • 電源オン/オフ○(トリガーではない)
  • 電池残量表示
1位
Dyson|V10 Fluffy|2021~モデル実勢価格 39,800円
Dyson|V10 Fluffy|2021~モデル
ダイソンのコードレス掃除機では最強ゴミ取力ハイコスパモデル。アマゾン口コミ評価★4.0(132レビュー)

国産コードレス掃除機とくらべても、ゴミ取量が多いダイソンですが、トリガー式ではあるものの、価格は4万円弱(調査時24.1月)とハイコストパフォーマンスな商品です。

  • 我が家での平均ゴミ取量1.8g(4回平均)
  • 電源オン/オフ○(トリガーではない)
  • 電池残量表示

7.ロボット掃除機型落ち含めたおすすめ

ゴミ取量が多く、音が静か、部家認識が正確など優秀項目がついたロボット掃除機
2位
ILIFE A10実勢価格 29,000円
ILIFE A10

参考元:アマゾン

条件なしの鉄板家電

<自宅での比較テスト結果>

1)家全体を 掃除できているのか!テスト

48分でお掃除完了。すべてのお部屋のお掃除ができました。

 

2)4週間ガチゴミとり量比較!テスト

4週間平均:0.88g

 

3)その他(騒音、アプリ、ダストボックス)比較テスト

騒音:65.5db

 

自宅で3つのテスト比較を実際に行い、上記の結果となりました。鉄板です。

3か月以上使い続けていますが、全体のバランスが良いところに、LiDAR(ライダー)のセンサーによる精緻な空間把握、マッピング機能が秀逸で、ほかのロボット掃除機と違い、何度も同じところを掃除するとことなく、的確に掃除を済ませていきます。掃除時間は他モデルと比べて短かったですが、ゴミとり量に遜色はありませんでした。

 

何より、掃除履歴がマップに表示されるので、キャニスター掃除機で掃除する場合も、ロボット掃除機が掃除していないところに絞って掃除ができるのでとても便利です。例えば、ソファー下、テレビ台したなど、キャニスター型掃除機でで掃除するのが面倒なところや、リビングの面全体などはロボット掃除機がすましていれば、そこは手を抜いて掃除ができるので、とても便利です。

  • 大きさ330.0mm(幅) x95.0mm(高さ)
  • 重さ‎2.65Kg
  • +拭き掃除
1位
Ultenic D5S Pro実勢価格 25,000円
Ultenic D5S Pro

参考元:アマゾン

鉄板のための条件

無し

 

<自宅での比較テスト結果>

1)家全体を 掃除できているのか!テスト

1時間13分でお掃除完了。すべてのお部屋のお掃除ができました。

 

2)4週間ガチゴミとり量比較!テスト

4週間平均:0.95g

 

3)その他(騒音、アプリ、ダストボックス)比較テスト

騒音:61db

 

自宅で3つのテスト比較を実際に行い、上記の結果となりました。鉄板1位です。

正直、2万円前半で、直進式掃除タイプ(雑巾がけのように隙間なくする)で、ゴミとり量はルンバに次いで2位と非常に優秀。無駄なく掃除をしつつも、長時間稼働しますのでゴミとり量も多くなります。位置把握も正確にできており、掃除もれもほとんどありません。何より、とびぬけているのは静穏性。その他モデルと比べても断然静かです。

さらに拭き掃除も可能、とまさにコストパフォーマンスがずば抜けています。拭き掃除もダストボックスを付け替えるのですが、なんと、吸引掃除をしながら、拭き掃除をしますので、普段からこちらのダブルお掃除をしておくのも良いと思います。

  • 大きさ‎32.5 x 32.4 x 7.3 cm
  • 重さ2.5 kg
  • +拭き掃除あり

 

以上となります。

掃除機選びの参考にしていただけたらと思います。

 

掃除機選びの基礎知識

キャニスター掃除機のタイプ

まずは、上記のように掃除機は、紙パック式、フィルタレスサイクロン、フィルタありサイクロンの3つのタイプに分かれます。フィルタありサイクロン掃除機には、ダストカップに、ゴミを分離するためのフィルタがついています。ここにゴミがたまってしまうので、お手入れが必要になるわけです。

その差は、紙パック式は、紙パック代がかかる代わりに、ゴミが舞わずお手入れ不要。サイクロン式はともに、ゴミが舞うというデメリットがあり、フィルタレスはお手入れがあまりいならないがやや値段が高めとなります。

紙パックの値段

パックは、純正品1枚あたり(およそ)

シンプルタイプ:150円/枚

ナノテクなど排気にこだわったもの:400円/枚

共通仕様の汎用品:50円/枚

週一度のお掃除で、早めの交換で2ヶ月、3、4日月に1度程度の交換が実際のところではないでしょうか。

 

3ヶ月(13回分ぐらい)に1度変えるとして600円、仮に7年使うとして4,200円。サイクロン掃除機本体価格とくらべてどう考えるかですね。

ごみ捨ての回数も少なく、メンテ不要の値段としては非常にお安いのではないでしょうか。

<ゴミすてとお手入れの比較>

掃除機タイプ別ゴミすてとお手入れ比較動画(40秒)

 

● 紙パック掃除機

‥ ほぼ必要ありません

● フィルタレスサイクロン掃除機

 

‥ ダストカップと本体の接続口などを時折、歯ブラシなどを使って掃除してあげる必要があります。

また本体にはフィルタがありますのでそのお手入れが必要になります。

● フィルタありサイクロン掃除機

‥ ダストカップにあるフィルタを定期的に掃除する必要があります。

<機構の違い>

上図にあるように、紙パック式は紙パックでゴミを分離し、フィルタレスサイクロン式は気流でゴミを分離し、フィルタありサイクロン式は、気流とフィルタ両方でゴミを分離します。

メリット/デメリット

タイプ紙パック代ゴミすて頻度ゴミすて時5年計算合計
紙パック式

100円

/3ヵ月

2~3ヵ月舞わない

本体2万

+紙パック2000円

22,000円

フィルタレス

サイクロン式

0円2~3週間

舞い

やすい

本体4万

+0円

40,000円

フィルタあり

サイクロン式

0円2~3週間

舞い

やすい

本体2万

+0円

20,000円

※1週間に1度の掃除で計算。

※紙パック代はベーシックなタイプで計算。

※掃除機本体価格はおよその相場です。

 

<お手入れの比較>

紙パック掃除機‥ ほぼ必要ありません

フィルタレスサイクロン掃除機‥ ダストカップの接続口などを時折、歯ブラシなどでゴミを取ってあげる必要があります。また本体にはフィルタがありますのでそのお手入れが必要になります。

フィルタありサイクロン掃除機‥ ダストカップにあるフィルタを定期的に掃除が必要になります。

 

 

 

掃除機の吸引力とは

●吸引力が強い = たくさん吸い込む

掃除機選びにおいて、吸引力は重要なポイントです。

吸引力が強いと、「まわりのゴミ」も吸い取る、ということと、カーペットなどの「中のゴミ」も吸い取るということになって、一度の掃除でよりたくさんのゴミを集塵し部屋を清潔に保つことができます。

 

● 吸引力になる3つのちから

①は、吸い込む風量の強さ・真空度の高さのことで「吸い込み仕事率」にあたります。

②はノズルにあるブラシが、ゴミを「かきあげる」ちからです。

③はダイソンのように、ノズルを床に吸いつくようにすることで、より下のゴミを吸いこもうとするものです。

掃除機の吸引力とは?

吸い込み仕事率 =吸い込み口の真空度&風の強さ数値化したもの

(延長管の先端部分に測定装置を取り付けて、運転時の風量(1分当たりの風の体積。単位は立方m/min)と真空度(単位はPa)を測定します。そして、計測した風量と真空度に、定められた係数を掛け吸込仕事率が算出されています)

とうことで、吸引力の尺度として納得いくものですが、なぜ吸引力=吸い込み仕事率でないか?というと理由が2点あります。 ①あくまでもゴミがたまっていない状態での計測のため、紙パックや、安いサイクロンでゴミで目詰まりてくる数値ではない。 ②吸い込む風の強さがつよくても、ノズルを床に吸着するさせたり、ブラシでかきとればゴミをより多く吸引するという理解ができるからです。

したがって、値段の高いサイクロン式(フィルタレス)よりも、安いサイクロン式(フィルタあり)の方が吸い込み仕事率が高くなります。なぜなら、気流の遠心力をつくりださず、そのまま吸い込んでいるからで、そうすると、フィルタでのごみの目詰まりで吸引力が低下することがあります。なので、吸い込み仕事率が高い=高品質と一概に言えないということになります。

 

 

ノズルの種類

 

(自走)モーターノズル カーペットや床のすき間などのゴミも強力に掃除がしたい方

ブラシ―をノズルに内蔵されているモーターで回転させます。

自走モーターノズルは、このブラシの回転で前に進みやすくなっているノズルです。

 

 

(エア)タービンノズル フローリングや畳中心の方

タービンノズルは、ブラシを空気を吸い込む力で回します。ゴミを掻き出す力は弱くなります。

 

ブラシなしノズル =フローリングや畳中心の方

吸い込む力だけで、集塵するタイプです。