2024年ドラム式洗濯機おすすめランキング「型落ち」含めた引き算の家電選び

最終更新日:2024年07月07日
監修: 鉄じ

家電のスペックや、実際に使ったことがない販売員や専門家を信用しない。

メーカー(つくり手)・お店(売り手)視点ではなく、利用者視点で、

実際に自宅で家電を数か月使って鉄板を見つける、家電の専門家。

2024年ドラム式洗濯機おすすめランキング「型落ち」含めた引き算の家電選び_動画

動画解説(実演動画いり)を視聴いただくほうが手っ取り早いので是非ご覧ください。

1.洗濯機を選ぶ

ドラム式洗濯機ヒートポンプタイプ=洗濯機能だけでなく、乾燥機能が必要な方にお勧めの洗濯機です。

なぜなら乾燥機能が付いている洗濯機のうち、生乾き率が少ないためです。

また、洗濯機能のみが必要な方は、タテ型全自動洗濯機をお選びいただけたらと思います。

洗濯機、ドラム式、タテ型、専用乾燥機をどう選ぶべきか?実演動画

2.ドラム式洗濯機の選び方(型落ち含めた引き算の家電選びとは)

型落ち

 

ということでまず、型落ちについては、1年での性能さは極小と考えてください。

価格メリットが少ない場合は、今年モデルが良いですが、そうでない場合は、必要機能の有無を確認していただいて型落ちを選択いただければと思います。

引き算の家電選びとは?

 

ということで、買ってからその差が良くわからない機能については、一旦選択項目から外していただいて残っている機能性能のうち、必要な物を明確にしていてだけ桁らと共います、そのうえで、必要な機能性能が付いており且つ、型落ち含めた価格メリットの高い機種を選んでいただけたらと思います。

 

ドラム式洗濯機の選択理由として外していい機能

 

ウルトラファインバブル洗浄(東芝)、泡洗浄(パナソニック)、ナイヤガラ洗浄(日立)など、それぞれの洗浄方式はいったんこだわるのはやめましょう。なぜなら、各メーカーの洗浄力に差がないからです。

それから、UV除菌、ナノイー、エコ○○なども、いったん外す=無視する機能としましょう。

実際の汚れ落ちの差は以下のようになります。

各メーカーの汚れ落ちの差=ほぼ無し

 

上記写真にあるように、普段の洗濯衣類に汚れた、Tシャツを混ぜて、普段通りせんたくしました。汚れ落ちの差は、写真でもわかりづらいと思いますが、実際に見ても同様差はほぼありませんでした。なので、各社の○○洗浄ということは、いったん忘れていただいて構いません。

ドラム式洗濯機の選択理由として重視する機能

 

差がわかりずらい機能を、なくすと、下記のような機能が比較的差がわかりやすい機能として整理できます。

■自動投入

洗濯洗剤・柔軟剤の自動投入は、利用者のよく聞こえてくる声としては、洗濯洗剤や柔軟剤を手で入れていた時どうやら入れすぎていたようで、自動投入にして、減りが減ったということです。毎回図っていれる些細な作業も自動化されると、毎日の負荷は軽減されるので便利です。

■温水洗浄

汚れ落ちがひどいここぞということ気に、温水つけおき洗浄をすると、強い洗浄能力を発揮します。泥汚れなどが付きやすいご家庭ですと、あると便利な機能です。

■液晶タッチパネル

毎日の洗濯機操作が、ボタン操作でも遜色はないのですが、液晶タッチパネルだとよりスムーズで気持ちよく操作をすることができます。ついているととてもうれしい機能です。

■風呂水ポンプ

ドラム式洗濯機は使用する水量が少ないということから最近のドラム式洗濯機は、原価圧縮のためにも、ついていないタイプが売られ始めています。風呂水利用派の方は、風呂水ポンプ付きのタイプをお選びください。

以上の機能で、必要と思われる機能が搭載されているモデルをこれからお見せしていくメーカーごとの型落ち含めたスライドから選択いただけたらと思います。

 

3-①パナソニックドラム式洗濯機23年vs22年型落ち機能差と価格差

パナソニックドラム式洗濯機23年モデル

 

パナソニックのドラム式洗濯機リーズナブルタイプNA-LX125CLは、洗剤地頭投入と温水洗浄以外は非搭載

ミドルタイプNA-LX127CLは風呂水ポンプが搭載になり、最上位タイプは風呂水ポンプのホースが別売りとなっている以外は全部入りとなっています。また、全般的に価格が高いということが言えます。

 

パナソニックドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの機能差

 

23年モデルと22年モデルを、搭載されている中心機能で比較してみると、23年から風呂水ポンプのホースが別売りになっているという点と22年型落ちモデルは、リーズナブルタイプでは自動投入が非搭載となっています。

 

パナソニックドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの価格差

 

どのモデルも約1.5万円~2万円の差ということで価格が全般的高く、型落ちメリットが大きくあるわけではないということになっています。

 

3-②東芝ドラム式洗濯機23年vs22年型落ち機能差と価格差

東芝ドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの機能差

 

東芝のドラム式洗濯機最上位タイプは23年モデルTW-127XP3、22年型落ちモデルTW-127XP2ともに中心機能は全部入りとなっています。ミドルタイプ22年型落ちモデルTW-127XH2は、23年もでるとくらべスマホ連携が非搭載。リーズナブルタイプ22年型落ちモデルTW-127XM2は洗濯洗剤柔軟剤の自動投入が非搭載となっています。

 

東芝ドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの価格差=3万円

 

最上位タイプは23年モデルTW-127XP3vs22年型落ちモデルTW-127XP2の価格差が2.5万円。ミドルタイプ23年モデルTW-127XH3vs22年型落ちモデルTW-127XH2では価格差が3万円となっており、リーズナブルタイプについては、22年型落ちモデルTW-127XM2の在庫薄が原因か?現行モデルが安くなる逆転現象がでています。

 

東芝ドラム式洗濯機vsパナソニックドラム式洗濯機価格差=10万円

 

東芝最上位タイプは23年モデルTW-127XP3&22年型落ちモデルTW-127XP2共に、パナソニック最上位タイプ23年モデルTW-127XP3&22年型落ちモデルNA-LX129BLに対し10万円安くなっています。搭載している中心機能はほぼ同じにもかかわらず、10万円の差は大きいですね。

 

3-③日立ドラム式洗濯機23年vs22年型落ち機能差と価格差

日立ドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの機能差

 

日立の23年と22年の一番大きな差は、乾燥方法が、22年までヒーター式(ドライヤーのような)でしたが、23年からヒートポンプ式(エアコン・除湿のような)に変更になったことです。ヒーター式でも日立の風アイロンでは、乾燥性能は問題ありませんでしたが、電気代がヒートポンプよりも高くなっていて燃費が悪いという弱みを持っています。

 

それ以外の点では、23年モデルから風呂水ポンプが全モデル非搭載となっています。ドラム式は使用水量が少ないため、タテ型ほど必須ではないとはいえ、ここは必要な方、そうではない方別れるのではないかと思います。

 

日立ドラム式洗濯機23年モデルと型落ち22年モデルとの価格差=16万円

 

乾燥方式を変えたということもあってか、旧モデルの値段は現行モデルと比べて16万円と非常に大きくなっています。

それは最上位タイプ23年モデルBD-STX130L vs 22年型落ちモデルBD-STX120Hとの間でも、ミドルタイプ23年モデルBD-SX120JL vs 22年型落ちBD-SX120Hの間でも同価格差となっています。価格差がありますが、日立は最上位からリーズナブルまで、すべて自動投入搭載、最上位、ミドルには風呂水ポンプおよびホースがついています。

 

日立ドラム式洗濯機鉄板候補

 

型落ちモデルとの価格差、搭載機能からみて日立の鉄板候補はこのようになります。

 

4.2024年購入すべきドラム式洗濯機型落ち含めた鉄板商品

5.2024年ドラム式洗濯機型落ち含めた鉄板おすすめランキング

 

鉄板おすすめ商品の実際の価格やスペックなどをご確認ください。

 

4位
TOSHIBA|TW-127XP3|23年/ドラム・ヒートポンプ/最上位モデル実勢価格 237,000円
TOSHIBA|TW-127XP3|23年/ドラム・ヒートポンプ/最上位モデル
東芝ドラム式ヒートポンプ乾燥23年発売最上位モデルです。
  • 自動投入○(スマホ連携)
  • 温水洗浄
  • 液晶タッチパネル
  • 風呂水ポンプ
3位
TOSHIBA|TW-127XH2|型落ち22年/ドラム・ヒートポンプ/セカンドモデル実勢価格 207,000円
TOSHIBA|TW-127XH2|型落ち22年/ドラム・ヒートポンプ/セカンドモデル
東芝ドラム式ヒートポンプ乾燥22年発売セカンドモデルです。
  • 自動投入
  • 温水洗浄
  • 液晶タッチパネル×
  • 風呂水ポンプ×
2位
HITACHI|BD-STX120H|型落ち22年/ドラム・ヒーター風アイロン/最上位モデル実勢価格 207,900円
HITACHI|BD-STX120H|型落ち22年/ドラム・ヒーター風アイロン/最上位モデル
日立ドラム式ヒーター風アロン乾燥22年発売最上位モデルです。
  • 自動投入○(スマホ連携)
  • 温水洗浄
  • 液晶タッチパネル
  • 風呂水ポンプ○(風呂水給水ホースあり)
1位
HITACHI|BD-SX120H|型落ち22年/ドラム・ヒーター風アイロン/セカンドモデル実勢価格 159,980円
HITACHI|BD-SX120H|型落ち22年/ドラム・ヒーター風アイロン/セカンドモデル
日立ドラム式ヒーター風アロン乾燥22年発売セカンドモデルです。
  • 自動投入○(スマホ連携)
  • 温水洗浄
  • 液晶タッチパネル×
  • 風呂水ポンプ○(風呂水給水ホースあり)

以上となります。

ドラム式洗濯機選びの基礎知識

ドラム式洗濯機のメリットデメリット

 

主にドラムが回転し、洗濯物を持ち上げ下へ落とす「たたき洗い」で汚れを落とします。乾燥が断然得意です。

メリット
使用する水が少ないので節水性が高く、洗濯物の傷みが少ないといわれています。

デメリット
一方で水量が少ないため、落とした汚れが再付着しやすいともいわれています。
本体サイズは大きめで扉も横開きが主流なので、置く場所を選びます。

洗濯容量とは

 

ご家庭にあった洗濯機を選ぶにはまず、容量の目安をつけておきましょう。
洗濯機には洗濯容量と乾燥容量がありますが、ここでは洗濯容量を基準に考えます。


洗濯の容量は1人1日1.5㎏が目安です。


時々、水量=容量と考えている方もいるようですが、近頃は節水に秀でた機種もあるので、容量は「㎏」でみるようにしましょう。

 

~1人分(1.5kg男性服の例)~


ワイシャツ1枚(約200g)+長袖肌着1枚(約130g)※1+トランクス1枚(約80グラム)※2+綿パンツ1本(約400g)+くつ下1足(約50g)+タオル2枚(約140g)+パジャマ上下1着(約500g)

=約1.5kg

※1女性ものスリップ1枚(約150g)
※2ショーツ1枚(約30g)


ちなみに・・・
毛布1枚(約3.0 ~4.2kg)、シングルシーツ1枚(約500g)、ダブルシーツ1枚(約650g)、トレーニングウェア上下(約850g)、ジーンズ1着(約600g)、バスタオル1枚(約300g)

洗濯機が最も効率よく(=省エネ)運転できる容量は、定格容量の8割程度と言われています。平均的な4人家族ならば(1.5kg×4=)6㎏あればギリギリ賄えますが、毎日洗えない時や、毛布やシーツなどそれ以外洗濯をかんがえると、大は小を兼ねる、ということで10kgなど大きいサイズを選ぶ方が多くなっています(衣類量によって水の量なども洗濯機が調整するので、無駄はない


一日に出る洗濯物の分量や洗濯スタイルに合わせた容量を選ばれるとよいでしょう。

 

主要ドラム式洗濯機のメーカーと主な機能

メーカー

機能名

機能内容

日立風アイロン高速かつ低音の風で衣類を舞い上げながら乾燥することで、シワや衣類の傷みを軽減し、ふっくらと仕上げる。
パナソニックスゴ落ち泡洗浄洗剤を泡立てて洗うことで、頑固な汚れにも効果を発揮。
東芝ウルトラファインバブル洗浄マイクロミクロな泡で衣類の奥まで入り込み、汚れを浮かせて落とす。
シャープハイブリッド乾燥NEXTヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥を組み合わせることで、従来のヒートポンプ乾燥よりも短時間で乾燥できる。
アクアまっ直ぐドラムドラム槽がまっすぐな形状になっているため、衣類への負担を軽減し、毛玉ができにくい。

動画でも解説している通り、日立、パナソニック、東芝の主要メーカーでは、洗浄・乾燥機能に遜色なく、洗浄能力・乾燥能力に購入後に不満を覚えることはありませんが、参考までに各メーカーがうたっている主要機能をご確認ください。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機(定格容量10kg)の比較:水量と電気代

2024年現在、縦型洗濯機とドラム式洗濯機(いずれも定格容量10kg)の平均的な水量と電気代は以下の通りです。

水量

  • 縦型洗濯機: 約90L
  • ドラム式洗濯機: 約60L

 

電気代

  • 縦型洗濯機: 約1.52円/回
  • ドラム式洗濯機: 約0.47円/回

 

比較

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機に比べて水量を約30L、電気代を約69%節約することができます。これは、ドラム式洗濯機が衣類を少ない水で効率的に洗濯し、ヒートポンプ乾燥などの省エネ技術を採用しているためです。

 

ただし、以下の点に注意する必要があります。

 

  • 洗濯コース: 上記の水量と電気代は、標準コースの場合の数値です。洗濯コースによって、水量や電気代は異なります。
  • 洗濯量: 洗濯量が少ない場合は、ドラム式洗濯機のほうが水量や電気代が多くなる場合があります。
  • 水道代・電気代単価: 水道代・電気代単価は地域によって異なります。

 

ドラム式洗濯機がおすすめの方

  • 水道代や電気代を節約したい方
  • 少量の洗濯物を頻繁に行う方
  • タオル類など厚手の衣類を洗濯する機会が多い方
  • シワを抑えたい方

 

縦型洗濯機がおすすめの方

  • 初期費用を抑えたい方
  • シンプルな操作性を求める方
  • 大量の洗濯物をまとめて行う方
  • 価格重視の方

 

自分に合った洗濯機を選ぶために、上記の情報やご自身のニーズを参考に検討することをおすすめします。

 

洗濯物の生乾き臭いの原因と対策

洗濯物の生乾き臭いは、主に モラクセラ菌 という細菌が繁殖することで発生します。モラクセラ菌は、湿気と栄養のある環境を好み、洗濯物に付着した皮脂や汚れなどを栄養源にして繁殖します。繁殖すると、酸性の揮発性物質を発生させ、これが生乾き臭いの原因となります。

生乾き臭いを防ぐための対策

洗濯

  • 洗濯槽を清潔に保つ: 洗濯槽のカビや汚れは、モラクセラ菌の繁殖源となります。定期的に洗濯槽クリーナーを使って洗濯槽を掃除しましょう。
  • 洗剤を適切な量使う: 洗剤が少なすぎると、汚れが落ちきらず、モラクセラ菌が繁殖しやすくなります。洗濯物の量や汚れ具合に合わせて、適切な量の洗剤を使いましょう。
  • 洗濯物を詰め込みすぎない: 洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯水が行き渡らず、汚れが落ちきらず、モラクセラ菌が繁殖しやすくなります。洗濯物の量は、洗濯機の洗濯容量の7割程度を目安にしましょう。
  • 洗濯後はすぐに干す: 洗濯後は、すぐに干して水分を飛ばしましょう。特に、部屋干しする場合は、風通しの良い場所に干すことが大切です。
  • 乾燥機を使う: 時間がない場合は、乾燥機を使うのも有効です。乾燥機を使うことで、洗濯物を短時間で乾燥させることができ、モラクセラ菌の繁殖を抑えることができます。 

 

干し方

  • 風通しの良い場所に干す: 風通しの良い場所に干すことで、洗濯物を早く乾燥させることができます。
  • 直射日光を避ける: 直射日光に当たると、洗濯物が色褪せたり、傷んだりすることがあります。直射日光を避けて、日陰に干しましょう。
  • 洗濯物を裏返す: 洗濯物を裏返して干すと、内側まで風が通って早く乾燥することができます。
  • 扇風機やサーキュレーターを使う: 扇風機やサーキュレーターを使うことで、洗濯物に風が当たり、早く乾燥することができます。

 

その他

  • 部屋干し用の洗剤を使う: 部屋干し用の洗剤は、抗菌・防臭効果が**あるため、モラクセラ菌の繁殖を抑えることができます。
  • 除湿機を使う: 除湿機を使うことで、部屋の湿度を下げ、洗濯物を早く乾燥させることができます。
  • 生乾き臭が気になる場合は、アイロンをかける: アイロンをかけることで、熱によってモラクセラ菌を死滅させることができます。

 

これらの対策を参考にしてみてください。